ゲームの「楽しさ」の研究と「私のこだわり」

今回はUnity1weekというイベントで面白い作品を作るためにやったことの話です。
(イベントについての細かい説明は省きます)

自分のこれまでのゲームははっきり言って「面白くなかった」のですが、
今回、初めて「面白い」と言ってもらえる作品を作れた気がします

■ゲーム概要

謎解きアクションゲームです。
特徴的なのは
・「開眼」という、数秒間だけトラップを見破れる技
・死亡時にヒントや煽りなどのテキストが表示される
という2点。

【ゲームへのリンクはこちらから】

 

結果としては、レビューでも大幅に楽しさの評価値UP!!

では、
何故変われたのか?

今回は明確な目的をもって「楽しさとは何か?」を徹底的に分析しました。

「詳細は続きを読む」から

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5日でゲームを作った話

▼はじめに

突然ですが、
世の中に「ゲームを作りたい人」って思てる人はどれくらいいるのでしょうか?

作りたいと思っても様々な障害があります
・時間がない
・CGとか作れない
・プログラミングできない
・勉強する時間もない
等々。

ですが、大丈夫です。
最近のゲーム制作ツールは何も必要ないのです。
勉強しなくても何の技術も持ってなくても、
簡単に短時間で作れてしまうのです!

というわけで、今回の記事は
「ゲームを全く作ったことがないけど興味はある、どうしたら作れるんだろう?」
という人にも読んでもらいたいです。

ほんのちょっとでも
「ゲーム制作って簡単そう」
と思って興味を持って調べ始めるきっかけになってくれれば嬉しいです。

 

▼自己紹介

私は何者なのか。
プログラマーでもなければ専業のCGアーティストでもありません。
ただの「趣味でゲーム制作をしている」だけの「普通の人」です。

もっと言うと、
プログラミングの本は買ったけど3日で飽きて弟にあげました。

しかし、今回「おうちゲームジャム」というイベントで、
5日間でこのようなゲームを作ることができました↓

【ゲーム自体はこちらから】

 

▼自分がやったこと

とても単純です。

1、敵を配置した

2、ボスをクリアしたらエンディングが流れるようにした

3、敵が近づいたら爆発するようにした

以上

超シンプル。

逆に言えば、制作時間を全部ゲームを面白くすることに使えるということです。

 

▼どうやって作った?

なぜ、短時間でゲームが作れるのか。
今回はUnityというツールを使っているのですが、
Unityは「アセット」という素材を買って組みあわせることで
莫大な時間をかけずに手軽にゲームを作れてしまうのです。

主要なモノを三つ、簡単に紹介。

 

1、キャラを歩かせる


キャラクターを歩かせたり攻撃させたりするプログラム
無料版もある

 

2、街を作る


このアセットはボタンを押すだけで自動生成くれます。
もっと安いものや無料の背景モデルもたくさんあります。

あと、無料のキャラ素材もあるので、
・自分で素材を探してきて、
・自分だけの組み合わせでキャラを歩かせる
だけでもゲーム制作の楽しさを味わえますし、
無料で誰でも簡単に始めるきっかけになると思います。

 

3、プログラミングせずにゲームの細かいところを作る

超簡単に思ったことを実現してくれるドラえ〇んです。
例えば、
・〇〇が
・〇〇をしたとき
・〇〇だったら
・○○をする
という動作を、プログラミングせずに作れるツールです。

ホントに大体何でもできます。
このツールだけでプログラミング無しで作ったのがこのゲームです。↓
【>>>Xを遊ぶ(ブラウザゲーム版)】

ブラウザからインストールなしで無料で遊べます。
(実はアプリ版も出してました)

動画↓(ちょっと古いのでTitleなどが違いますが)

セーブ機能から実績(アチーブメント)機能、条件でモード開放、
ステージ選択やハイスコア機能やリザルト表示計算、
敵AIとの対戦機能まで、全部「playmaker」だけで作っています。
(まぢドラ〇もん

この手のツールは
「ビジュアルスクリプティング」と呼ばれています。

実は「Unity」以外にもゲーム制作ツールはたくさんあるのですが、
他のゲーム制作ツールにもこのような機能が付いていることが多いです。

これは有料ですが、しょうがない。

 

▼まとめ

ゲーム制作は簡単。
勉強しなくていい。
プログラミングできなくてもいい。
CGも作れなくてもいい。

ただ、少しずつ慣れてきてオリジナルの素材も作れるようになったらもっと楽しい。
プログラミングができるようになったら、もっと複雑で想像だにしないものが作れるかも。

ちなみに、私はこれからこの作品を改造してオリジナルの素材に差し替えていき、Steamでゲームを公開したいと予定しています!!

 

【おうちゲームジャム投稿作品】ガチ鬼ごっこ

久々のゲーム公開記事です!

このゲームは、Unity様とPANORA様主催の「おうちゲームジャム」というイベントの投稿作品です。
詳細はこちら→「おうちゲームジャム」

まずはPVをご覧ください↓↓↓

▼PV

ゲーム名:ガチ鬼ごっこ
ゲーム制作者:NoSeams Studio
ゲームのジャンル:FPS
ゲームの簡単な紹介:街に潜む敵のボスを倒せばクリア
ゲームの遊び方、操作方法:WASDで移動、右クリックで構えて左クリックで撃つ
ゲームクリアに要するおおよその時間:30分~2時間程度

ゲームの目的:街のどこかに潜む「ボス」だけ倒せばゲームCLEAR!

 

▼操作方法

その他細かいところでは、数字の1~4のキーで拾った武器を切り替え可能です。

あと、回復アイテムは触れただけで勝手に取得して回復します。

 

▼ダウンロード

ダウンロードはこちらから↓

https://www.dropbox.com/s/7ce73ytlbrp8kjp/KAKURENBO_1.zip?dl=0

https://www.dropbox.com/s/l2232z4jq3p8266/OUTI_01v2.zip?dl=0

(右上にあるダウンロードボタンを押すと保存できます。)

→KAKURENBO_1.zipの中の「OUTI_01.exe」がゲームファイルです。

 

 

かなりハイスペックPC向けになっているので、起動時のグラフィック設定でご自身の環境に合わせた設定にしてみてください。

 

▼その他

何かご不明な点や不具合等ございましたらお気軽にご連絡ください。

多分Twitter経由が一番反応が早いです。

 

▼攻略方法のヒント

・巨大なバリアを張っている敵が密集しているところには何かがあります。

・武器の種類は全部で3種類です。

 

 

 

【作品原案】ジェットパックで空を飛ぶやつ

記事概要

作りたい作品が途中で変化したり分岐したりしたので一旦まとめ。(自分で忘れないためのまとめ)

まずはジェットパックで空を飛ぶゲームについて。

 

 

コンセプト

昔から背景イラストを見るのが好きで、その絵の中を自由に歩き回って旅したいなと思ったのが作り始めたきっかけ。

 

あと細かいシステムなどについて続きから

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【Unity】Vroidを2Dsprite化して使う

▼この記事について

Vroidで作ったキャラを2Dスプライトアニメーション化して使うまでの解説です。
(あくまでも参考記事へのリンクを紹介するまとめに近い形です)
序盤はコーギーエンジンというアセットの紹介です。

実際にVroidを2D素材化した様子↓

 

▼ことの発端

最近急に2Dゲームを作りたくなったのでコーギーエンジンというアセットを買いました。

 

このアセット、簡単に説明すると
・2Dキャラを動かす・武器を持たせて攻撃する(遠隔武器がメイン)
・HPやゲームオーバー処理、敵AI
などの2Dゲームに必須な要素をまとめた完成プロジェクトです。

 

物凄く便利で他にはないような細かいところまで実装されているスゴイやつなのですが
多段ジャンプ、ダッシュ、梯子、泳ぎ、しゃがみ移動、等々、実装されているアクションが多すぎて
アセットストアを探してもピッタリ合う素材が見つからないのです!
(あっても歩き、走り、攻撃、ジャンプ、くらいの素材パックのみ)

ということで、2D素材を自前で一から作ってもよいのですが、それではあまりにも時間がかかりすぎます。
実は以前、Zbrushでモデル作成→Blenderでアニメーション→cyclesでレンダリング→After Effectsでスプライトシート化、とかやっていたのですが、相当手間がかかりすぎて挫折しました。

今回はそのリベンジを兼ねて今度こそゲームを完成させるための現実的な手段の確立が目的です。

全てて作業でやるのは非現実的。
かといって、2D素材としてはアセットストアでも売ってない。
だから3Dの素材を2D素材として出力することに。

 

▼元素材の用意

今回必要なのは、
・3DCGモデル素材
・モーション素材
以上。

そしてできるだけコストを抑えつつ、
自由に好きなキャラを作れるようにVroidを使いました。
ざっくり説明すると、ゲームのキャラクリみたいにモデルを作れるソフトです。

VRoid Studio | VRoid

出力したらUnityにインポートします。
参考記事↓

「VRoid Studio」で作った3Dモデルを「Unity」で動かしてみよう(下準備編)

これだけでモデルはOK!
髪の毛や服の物理演算もついてきます。

 

▼モーション素材の用意と録画

あとはモーション素材。
自分は以前購入したこれを使いました。

無料版もあります

さて、アニメーションさせたら次は録画。
自分は以前、Sprite Sheet Creatorというアセットを使っていたのですが、
Veoidに使うとなぜかレンダリング結果では服が脱げているバグに遭遇したので別の手段をとることに。

公式アセットでUnity Recorderというものがあったので、それを使いました。↓

 

▼Unity Recorderの使い方

使い方は簡単。とりあえず参考記事を↓

Unity Recorder の使い方

基本は上記の通りで、今回は「背景を透過させたpng」を出力したいのでそのための設定項目は以下の通りです。

 

赤枠で囲った「Capture Alpha」にチェックを入れればOK。

これで背景透過の素材が出力されます。
あとはその連番画像をシーンにドロップすれば完成!

フレームレートや解像度を落とせばスマホゲーム向けにもVroidキャラを使えそうなので表現の幅が広がりそうです。
コーギーエンジン以外でも使える手法だと思いますので是非試してみてください。

環境音Asset『Ambient Loops』リリース!

環境音アセット『Ambient Loops』を公開しました!

今回は誰でもできる
超簡単な環境音素材の作り方の解説記事です!!

 

■Assetの中身について

中身の詳細については
こちらの記事が物凄くわかりやすいです!!↓

というわけで、
汗人柱さんに言いたいことは全部言って頂いたので
この記事では制作の様子を紹介。

以下、作り方について↓

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アクションゲーム「3MINUTES」公開!

アクションゲーム「3MINUTES」を公開しました!
3分以内にゴールをめざすアクションゲームです。
(相変わらずアレな感じのトラップが仕掛けられているので、クリアできた人は結構スゴイと思います。本当に。)

動画↓

ゲームを ダウンロード!

(Windows向けのexeファイルです。Xboxコントローラーのみ対応。)

▼操作方法

左スティック:移動
左スティック押し込み:ダッシュ
右スティック:カメラ角度
Xボタン:ジャンプ
Yボタン:しゃがむ
Bボタン:ローリング

 

概要

このゲームはUnity AssetStoreまとめさんの
【お題にチャレンジ】あなたの欲しいアセットの50%分が手に入る!?アセットバウチャー総額 『$1,000(約10万円)+α』山分けプレゼント
という企画に投稿するために作ったゲームです!

3周年記念イベントということで「3」というお題で作品を作って投稿し、
総額10万円($1,000)の中から「参加者さんが欲しいアセットの半額分のアセットバウチャーを配りたい」というイベントだそうです!

ちなみに、

ということでまだ間に合いますので、Unityユーザーの方はどんどん参加しましょう!

 

マテリアルAssetのDL数1000突破!

マテリアルアセットのDL数が累計1000を超えました!
ちょうどよい機会なので改めて紹介記事です。

▼Asset概要

このアセットは512×512のテクスチャで構成されたマテリアル120種セットです。
動画も画像もすべてUntiyリアルタイム表示のキャプチャなので、
イメージ画と実際の商品が違う、なんてこともありません。

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スマホコントローラーの新時代に期待

最近特に気になっているのがコレ。
とあるイベントで実機を触らせてもらってからずっと気になってます。

スマホゲームの新時代を作ってくれるんじゃないかと期待してます。

なぜそんなに気になっているのか?
既に発売されているその他のコントローラーとどう違うのか?

スマホにコントローラーが付くというのは、
ただ単純に操作性がよくなるだけということではない。

 

▼ゲームにおいて重要な「手ごたえ」

ゲーム制作において重視されているのは「操作感」、言い換えれば「感触」「手ごたえ」。
当然、スマホの画面を触っても凹んだりするわけじゃないので疑似的に再現することになる。

どうやって再現するのか?
 ・ボタンの絵を置いて、それが凹めばいいのか?
  →それだと自分の指が邪魔でボタンが見えない。
 ・ボタンが凹んだみたいな音を出せばいい?
  →そもそも、音を出さないでプレイしている人もいる

なので、
過去のヒット作を見ると
 ・パズドラ→指で引っ張り、アイコンをかき分けていく感触
 ・モンスト→指で引っ張り、ゴムの反動のような感触で飛ばす
などなど、
指を動かした後の軌道で表現することでカバーしていたりする。

上記はほんの一例なので他にも様々な工夫がなされているゲームがある。
しかしながら、スマホゲーム開発において
 ・音を出さずにプレイする人も多い
 ・画面を触るための指が邪魔
という大きな障壁があり、
ある程度表現を工夫して対応することで対応できるものの、
表現の幅が狭められていることは否定できない。

 

▼スマホでキャラを動かすタイプのゲーム

その他、
白猫シリーズ等で使われている「ぷにコン」というものも存在する。
画面上のタップしたところから指を動かした方向にキャラを動かせるシステムである。
全く同じではないが、一部の海外ゲームでも似たようなシステムがある。
一見すると問題なく3DCGゲームを遊べるように見えるが、
これも「手ごたえ」と「感触」の問題を解決できていない。

なぜなのか?
普通のコンシューマーゲームのコントローラーでは
「動きたい方向に指で力を加え続けている」のだが、
上記のスマホゲームのシステムでは、

 (1)始点となる位置に指で触れる
 (2)動きたい方向に指をスライド
 (3)そのまま指をキープすると動き続ける

という流れであり(2)までは違和感がないが、
最後の(3)では指を抑えているだけで、
動きたい方向と「指に加えている圧力」の方向がずれている。

人はコントローラーで操作しているとき、
無意識化に常に力を加え続けているもの。
それが「手ごたえ」であり、
その圧力が「キャラを動かしている」という実感を生んでいる。

なので結局は違和感が出てしまい、
 ・ちょこちょこ指を離さないと違和感がある
 ・移動と攻撃を同時に行いづらい
などという問題点もある。
つまりはゲームとしてのデザインの幅は限られてしまう。

仮にスマホでスマブラみたいなゲームを作ろうとしたら、
相当工夫して革新的なアイディアで問題点を解決しないと実現できないだろう。

 

▼他のスマホコントローラーとの違い

じゃあ、
「すでに今まで発売されているスマホコントローラーを買えばいいじゃない」
と思うかもしれないが、そうもいかない。
これらのコントローラーが発売されているが
どうにも邪魔、持ち歩くのが面倒。
カバンに入れておいたとしても装着も取り外しも面倒。

しかし、ブルガリアコントローラーはケースにくっついていて、
使わない時はパタリと蓋の方に寄せればいい。
オンオフ1秒。邪魔にならない、かさばらない。

 

▼まとめ

以上の理由から、
この「ブルガリアコントローラー」は
スマホゲーム界に革命を起こしうる発明だと思っています。
なのでちょっと宣伝したかった。

そして、あとは対応するコンテンツ次第。
私も対応ゲームを作りたいと思っている内の一人なので、
もし興味のある開発者の方がいれば一緒に応援できれば嬉しいです。

制作中の3DCGアクションRPGゲーム(1)

今作りかけのゲームについて、制作に時間がかかりそうなので自分用にまとめのメモ。
使用アセットやその他について。完成時期未定ですが、実は裏で地味に作り続けてます。

 

概要

作っているのはコレ↓

主人公が二足歩行の魚類で
・水に浸かってないとHPが減る
・水に触れると回復する
というシステム。

敵を倒したり仕掛けを解いてアイテムを入手すると、
HPが増えたり移動速度が上がったりして探索可能な範囲が増える仕組み。

ステージ1~4までで完結。
シナリオパート(↓の動画)とステージのパートを交互に繰り返す。

この動画の最後の水がゴボゴボする音は結構気に入ってます。

基本要素デモンズ的な感じで謎解きゼル伝、
そこに派手な必殺技とかを入れるくらいのイメージで。

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