前回の記事でUnityのアセットストアへの移行について書いたので、今回はその進捗状況について。
実はMaterialアセット自体はほぼ完成しているのでアセットの紹介動画やスクリーンショットの作成などを進めている段階です。
▼新たに作成したScene
この画像、Unityのリアルタイムレンダリング中のスクリーンショットなのですが、配置しているオブジェクトは全部、モデリングせずにUnityのデフォルトのオブジェクトだけで構成しています。
Game Object から出せるこれです↓
▼デフォルトObjectだけで構成した理由
コレについては、他のMaterial系のアセットとの差別化を図りたい、という意図です。
このアセットのコンセプトは「誰でも手軽にオリジナリティのある背景を作れる」というもので、
例えば、以下のようなユーザーさんが対象です。
・ゲーム用のリアル系の背景を作りたい
・だけど、可能な限り自分でモデリングはしたくない
・リアル系の背景モデルを購済みだが、少し違った景色のバリエーションやつなぎの背景が欲しい
・コレ一個買っておけば大体使いたいものが揃うようなものが欲しい
・ひと目見て、「このゲームはあのアセットを使っているな」と思われたくない
・オリジナリティを出せるものがほしい
などなど。
特に、モデリングの手間を省きたい単純な場面で、Materialをドラッグ・アンド・ドロップするだけで手軽にバリエーションを大量に作れるアセットが合ったら良いなと思っていたので、実験も兼ねてデフォルトObjectだけで構成したシーンを作成した感じです。
というわけで、バリエーション違いも作成してみています。
上記の画像と全くObjectの配置であっても、Materialを変えるだけで印象が変わります↓
「様々な環境やレベルデザインに合わせた雰囲気を出せる」アセットを目指してます。
そして、私が建物などのモデルを幾つかダウンロードしたときに困ったのが、それぞれ「リアル系」という括りで探せば世界観的に浮いてしまうことは無いのですが、複数の作者の建物を配置して街を作ると、どうしてもその継ぎ目が浮いてしまったりして、うまく全体を「街」としてまとめるのに苦労した覚えがありました。
(例えば、綺麗な学校と廃墟のビルなどを共存させたいときなど)
そういうときに、ちょっとした地面と壁や岩のObjectを配置して状況に合ったMaterialを適用することでつなぎとして使ったり、横スクロールActionのようなカメラが固定されたゲームの足場や背景の壁などをデフォルトObjectで補ってバリエーションを出したりできれば便利だなと思っていたこともあるので、そういう使い方をしてくれても嬉しいです。
▼今後について
ちなみに、Materialのセットが完成した後も、
どこか知らない場所に出かける度に写真を撮っては追加していたりします。
この記事で貼った画像も、先週東京で撮ってきた写真を元に作成した新作です。
今後もギリギリまでじゃんじゃん追加していきます!